ジャズベース講座・理論編・Part6・複音程とコードテンション

Jazz Bass Course Theory
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ジャズベース講座・理論編・Part6・複音程とコードテンションについて解説します。

ジャズが洗練された響きに感じる要因としてコードテンションが多用されていることが関係しています。コードの基本である3和音と4和音でも音楽として成立しますが、よりJazzyな音楽にするためには必要不可欠な知識となりますのでしっかり学んでいきましょう!

まずはコードテンションを理解する上で必要な複音程の解説から始めます。

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複音程

複音程とは

1オクターブ(8度以上)の音程を複音程と言います。参考までに1オクターブ以内の音程を単音程と言います。複音程と単音程の言葉事態を特に覚える必要はありませんが、ここで重要なのは音程には8度より上の度数も存在するということを知っておいてください。

複音程の解説前に単音程の理解が怪しい方はこちらを読んでみてください。

ジャズベース講座・理論編・Part2・音程(度数)
音楽理論を理解するための基礎となる音程・度数を例題を挙げて詳しく解説しています。ベーシストはもちろん、他の楽器奏者にも分かりやすいい内容となっています。後半ではダウンロード可能な練習問題もありますので是非ご活用ください。

それでは複音程について詳しく解説します。以下の譜面をご覧ください。

2オクターブのCメジャースケールを例に複音程を各音に記載してあります。

先ずは数字(度数)から見ていきましょう。1オクターブ内の度数は1〜8度となりますが、8度以上はそのまま9度、10度、11度〜と数が増えていきます。ここでのポイントは以下の度数は違う度数でも同じ音でオクターブが違うだけだという事です。

8度=1度、2度=9度、3度=10度、4度=11度、5度=12度、6度=13度、7度=14度

最初は複音程に慣れないと思いますが以下の3種類は次に解説するコードテンションで使用しますので覚えておきましょう。

2度=9度、4度=11度、6度=13度

複音程の度数の前に付随する名称

複音程の名称は単音程と同じになります。例えば2、3、6、7度は長音程なので、複音程の9、10、13、14度も長音程になります。(上記の譜面を参照)

テンションノート(テンション音)

テンションノートとはスケールの複音程の9・11・13度になる音を意味します。

10・12・14度をテンションノートと定義付けしない理由として、それぞれの音が3・5・7度の1オクターブ違いのコードトーンだからです。コードトーン以外の音をテンションノートと言います。

上記の譜面にも記載していますが、Cメジャースケールスケールをコードトーンとテンションノートに分類すると以下になります。

コードトーン→(C・E・G・B)、テンションノート→(D・F・A)

コードトーンとテンションノートが組み合わさったものがスケールとも言えますね。

テンションノートの考え方

テンションノートとはスケールの複音程の9・11・13度の音と説明しましたが、必ずしもRootから9・11・13度の音程差がないとテンションノートとして成立しないわけではありません。

9度=2度、11度=4度、13度=6度は度数が違うだけで同じ音ということから、2・4・6度の全てがテンションノートとして認識可能です。CメジャースケールのCとAを例に解説します。以下の譜面を見てください。

通常の考えだと②のA音がテンションノートになりますが、①と③のA音もテンションノートとして認識して問題ありません。CメジャースケールのA音の高さは関係なく長13度として捉えて大丈夫です。

A音を例にしましたが、同じCメジャースケールの2度・4度のDとF音の高さは関係なく長9度、完全11度としても理解しましょう。

この考え方は2・4・6度全てをテンションノートとして捉えるのではなく、時と場合によっては正確な度数で考えた方が良い場合もあるということも覚えておいてください。

テンションノートの名称について

単純に複音程を考える場合の名称は単音程と同じよう『完全』や『長』を付けて理解してください。

コードのテンションノートについては『完全』や『長』とするのではなく♭や♯を付けるのが一般的です。

テンションノートとして捉える理由

上記譜面のCとAではオクターブの違いによって6度、13度、短3度と別の度数になってしまい統一感がなくなってしまいます。そこでCとAの度数をテンションノートとして統一した方がコードテンションやスケールを理解するのに有利に働きます。

テンションノートの表記法

9・11・13度のテンション表記は以下になります。(数字の後の『th』は省略可能です)

  • 短9度 → ♭9th
  • 長9度 → 9th
  • 増9度 → ♯9th
  • 完全11度 → 11th
  • 増11度 → ♯11th
  • 短13度 → ♭13th
  • 長13度 → 13th

コードテンション一覧

Major7th、Minor7th、Dominant7thに使用されるテンションノートを一覧にしてあります。(これらのテンションが使用可能な理由についてはスケール解説時に行います)

全てのコード種類に対してのコードテンションを理解するためにはスケールとコード分析に精通していないと難しいのでここでは割愛します。

現時点ではMajor7th、Minor7th、Dominant7thコードに対して使用可能なテンションノートを覚えていただければ問題ありません。

音楽理論全般に言えますが、単に暗記するだけでなく実際に音を出して耳でも理解するように心がけましょう!

使用されるテンション一覧

  • ♭9th
  • 9th
  • ♯9th
  • 11th
  • ♯11th
  • ♭13th
  • 13th

Major 7th

  • 9th
  • ♯11th
  • 13th

Minor 7th

  • 9th
  • 11th

Dominant 7th

  • ♭9th
  • 9th
  • ♯9th
  • ♯11th
  • ♭13th
  • 13th

Dominantコードは11th以外は使用可能ですが上記の全てが使用できるとは限りません。これについてはスケールやコード分析のPartで解説します。

テンションノートとして解釈可能な事例

譜面に記載のテンションノートはC音をRootとしています。このようにRoot音から音程が上がっても下がってもテンションノートとして解釈可能です。

summary

ジャズベース講座・理論編・Part6・複音程とコードテンションについて解説しました。今回解説した内容は、

  1. 複音程
  2. テンションノート
  3. コードテンション表記
  4. Major7th、Minor7th、Dominant7thに使用されるテンション
  5. テンションノートと解釈可能な事例

このPartで重要なことはピアノなどのコードが出せる楽器を使用して耳で確認することです。『頭で理解して耳で確認』この作業が音楽理論を学ぶ上で最も重要なことです。

コードに対して使用可能なテンションノートを覚えることは簡単ではありませんが、スケールを学びコード分析が可能になるとコードテンションも覚えられるようになりますので焦らずじっくり取り組んでください。

次回Part7ではダイアトニックスケールとダイアトニックコードについて解説します。

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