ジャズベース講座・理論編・Part9・ハーモニックマイナースケールのダイアトニックスケール・コード

Jazz Bass Course Theory
Please feel free to follow us!

For inquiries about performance requests, lessons, etc., please contact us from below.

Contact Us
Please use this form for support performances, job requests, lesson enrollment, and inquiries.

ジャズベース講座・理論編・Part9ではハーモニックマイナースケールのダイアトニックスケールとダイアトニックコードについて解説します。

ジャズベース講座・理論編・Part7とPart8ではメジャースケールとナチュラルマイナースケールのダイアトニックスケール・コードについて解説しました。まだチェックされてない方はそちらからご一読ください。

503 Service Unavailable
https://music-org.com/jazzharmony8/

音楽理論書やネットではメジャースケールのダイアトニックスケール・コードのみの解説が殆どですが、低音倶楽部ではナチュラルマイナー・ハーモニックマイナー・メロディックマイナーのダイアトニックスケール・コードも解説します。

解説で使用した資料(ト音記号含む)はページの一番下からダウンロード可能ですので是非ご活用ください。

Sponsored Links

ハーモニックマイナー・ダイアトニックスケールとは

Part7で解説したメジャーダイアトニックスケールと同様に、ハーモニックマイナースケールの各音を基音(ルート)としたスケールの総称をダイアトニックスケールと言います。(今回のPart9ではハーモニックマイナースケールのダイアトニックスケールを意味します)

以下のようなイメージを持っていただけると理解しやすいと思います。

上記はCハーモニックマイナースケール音を例にしています。スケールの各音C・D・E♭・F・G・A♭・Bを基音(Root)としたスケールが存在し、それらをまとめてハーモニックマイナーのダイアトニックスケールと呼びます。

ハーモニックマイナースケール・ダイアトニックスケール

それではハーモニックマイナースケールの各音を基音としたスケールがどのような構成になるのか見ていきましょう。

  • Cハーモニックマイナースケールの音を例に解説しています。
  • 各スケールごとにより理解を深めるためのポイントを記載しています。
  • 各音の下にルートからの度数を略記号で記載しています。(度数で理解することがとても重要です)

度数に関して不安な方はこちらをご一読ください。

ジャズベース講座・理論編・Part2・音程(度数)
音楽理論を理解するための基礎となる音程・度数を例題を挙げて詳しく解説しています。ベーシストはもちろん、他の楽器奏者にも分かりやすいい内容となっています。後半ではダウンロード可能な練習問題もありますので是非ご活用ください。
503 Service Unavailable

Harmonic Minor(ハーモニックマイナー)

今回の基軸となるスケールがハーモニックマイナースケールIt is.

ポイント:ナチュラルマイナースケールとの違いは短7度が長7度になっている。

Locrian♮6(ロクリアン・ナチュラルシックス)

ハーモニックマイナーの第2音から始まるスケールです。

ポイント:

Cハーモニックマイナーの場合、Cから長2度上のD音から始まるスケールです。ロクリアンモードの第6音が半音高いスケールになっているので『Locrian♮6』というモード名になります。

 Ionian♯5(アイオニアン・シャープファイブ)

ハーモニックマイナーの第3音から始まるスケールです。

ポイント:Cハーモニックマイナーの場合、Cから短3度上のE♭音から始まるスケールです。アイオニアンモードの第5音が半音高いスケールになっているので『Ionian♯5』というモード名になります。

 Dorian♯11(ドリアン・シャープイレブン)

ハーモニックマイナーの第4音から始まるスケールです。

ポイント:Cハーモニックマイナーの場合、Cから完全4度上のF音から始まるスケールです。ドリアンモードの第4音が半音高いスケールになっているので『Dorian♯11(♯4)』というモード名になります。

 Harmonic Minor Perfect Fifth below

ハーモニックマイナーの第5音から始まるスケールです。

ポイント:Cハーモニックマイナーの場合、Cから完全5度上のG音から始まるスケールです。ハーモニックマイナーのダイアトニックスケールの中で最も使用頻度が多いモードが『ハーモニックマイナー・パーフェクト・フィフス・ビロウ』です。とても長い名前なので頭文字を取って『Hmp5↓』というで記号で表します。

ミクソリディアンモードの第2音と第6が半音低いスケールになっており、『Mixolydian♭9♭13(♭2♭6)』という解釈で理解する方が構成音をイメージしやすいです。

Lydian♯2(リディアン・シャープツー)

ハーモニックマイナーの第6音から始まるスケールです。

ポイント:Cハーモニックマイナーの場合、Cから短6度上のA♭音から始まるスケールです。リディアンモードの第2音が半音高いスケールになっているので『Lydian♯2(♯9)』というモード名になります。

Altered dominant♭♭7(オルタード・ドミナント・ダブルフラットセブン)

ハーモニックマイナーの第7音から始まるスケールです。

ポイント:Cハーモニックマイナーの場合、Cから長7度上のB音から始まるスケールです。メロディックマイナーの第7モードである『オルタードスケール』の第7音が半音低いスケールになっているので『Altered dominant♭♭7』というモード名になります。

E♭音の度数は長3度ではなく正確には減4度ですが一般的に用いる長3度としています。

ダイアトニックスケールにローマ数字(ディグリーネーム)を付ける

楽曲やコード分析をより明確にするために各モードにローマ数字を付けて分類します。Keyが変わっても柔軟に対応できますのでディグリーネーム(数字)とスケール名をセットで覚えるようにしましょう。

  • Ⅰ     ハーモニックマイナー
  • Ⅱ     ロクリアン・ナチュラルシックス
  • ♭Ⅲ  アイオニアン♯5
  • Ⅳ     ドリアン♯11
  • Ⅴ     ハーモニックマイナー・パーフェクト・フィフス・ビロウ
  • ♭Ⅵ  リディアン・シャープツー
  • Ⅶ     オルタード・ドミナント・ダブルフラットセブン

ハーモニックマイナースケール・ダイアトニックコード

ハーモニックマイナースケールにおけるダイアトニックコードです。7種類のスケールの1・3・5・7度の音からどの様なコードが生成されるか見ていきましょう。

Harmonic Minor(ハーモニックマイナー)

Locrian♮6(ロクリアン・ナチュラルシックス)

 

Ionian♯5(アイオニアン・シャープファイブ)

Dorian♯11(ドリアン・シャープイレブン)

Harmonic Minor Perfect Fifth below

Lydian♯2(リディアン・シャープツー)

Altered dominant♭♭7(オルタード・ドミナント・ダブルフラットセブン)

ダイアトニックコードにローマ数字(ディグリーネーム)を付ける

ダイアトニックスケールと同じく楽曲やコード分析をより明確にするために各ダイアトニックコードにローマ数字を付けて分類します。この事によってKeyが変わっても柔軟に対応できます。ディグリーネーム(数字)・スケール名・コードの種類をセットで覚えるようにしましょう。

  • Ⅰm7                 ハーモニックマイナー
  • Ⅱm7(♭5)           ロクリアン・ナチュラルシックス
  • ♭Ⅲ7(♯5)         アイオニアン♯5
  • Ⅳm7                  ドリアン♯11
  • Ⅴ7(♭9♭13)       ハーモニックマイナー・パーフェクト・フィフス・ビロウ
  • ♭Ⅵ7                リディアン・シャープツー
  • Ⅶdim7               オルタード・ドミナント・ダブルフラットセブン

ダイアトニックスケール・コードの用途

ここまでハーモニックマイナースケールのダイアトニックスケールとコードについて解説してきましたが、これらが実際にどのような用途で使用されるのか説明します。

メジャースケールとナチュラルマイナースケールにおけるダイアトニックスケールとコードと同様に曲の分析やコードの解析時に必ず必要な知識となっています。これらを学んでいないとベースラインの組み立てが難しく、当然ですがアドリブソロも弾けません。

ナチュラルマイナースケールのダイアトニックコードと同様に今回解説した内容はマイナーKey曲の分析時に必要となります。

ただし実際に使用されるスケールはハーモニックマイナースケールHmp5↓が中心になりますのでこの2つのスケールをしっかり押さえておきましょう。

summary

ジャズベース講座・理論編・Part9ではハーモニックマイナースケールにおけるダイアトニックスケールとダイアトニックコードについて解説しました。今回の内容をまとめると以下になります。

  • ハーモニックマイナースケールのダイアトニックスケール解説
  • ハーモニックマイナースケールのダイアトニックコードの解説
  • ハーモニックマイナーにおけるダイアトニックスケール・コードの用途
  • 実際に使用されるスケールはハーモニックマイナースケールHmp5↓が中心

次回Part10ではメロディックマイナースケールのダイアトニックスケールとコードについて解説します。

ジャズベース講座・理論編・Part10・メロディックマイナースケールのダイアトニックスケール・コード
ジャズベース講座・理論編・Part9ではメロディックマイナースケールのダイアトニックスケールとダイアトニックコードについて解説します。

資料ダウンロード

Harmonic Minor Diatonic Scales&Chords

Harmonic Minor Diatonic Scales&Chords (ト音記号)

Copied title and URL