ジャズベース講座・基礎編・Part1ではチューニング方法とポジションについて解説します。
Part1を始める前に以下の記事も合わせてご一読ください。ジャズベース講座のガイドラインとなっています。
チューニング
ウッドベースは細い弦から『G・D・A・E』でチューニングします。チューニングはチューナーを使用して行うのが一般的で初心者の方も簡単に出来ます。チューナーを使用する際に周波数というのを意識する必要があります。基本的にA音(ラ音)を基準とした440Hzがデフォルトですが演奏するジャンルにより440Hzではなく以下の様に基準音が変わります。
ポピュラー 440Hz
ジャズ 441Hz
クラシック 442Hz
上記はあくまでも一般的な傾向で必ずその周波数が基準になるわけではなく、ジャズでも440Hzと442Hzで演奏する機会は多いです。ライブの場合は基本的に会場のピアノに、ピアニストがいない場合はギターにチューニングを合わせます。ただしある程度耳が良くないとこのチューニング方法は難しいと思いますので441Hzを基準音としてチューナーを使用してください。
この講座はジャズベーシストを対象にしていますので練習時は441Hzに設定するといいでしょう。
お勧めチューナー
ウッドベースにはクリップ式のチューナーが使いやすいのでいくつかお勧めをご紹介します。お持ちでない方は参考になさってください。
Flanger FT-12C Clip-on Chromatic Tuner
ポジションの理解
ウッドベースにはエレキベースの様にフレットが無い代わりに『ポジション』というシステムが存在します。つまり指板上の位置や音を把握する場合は何フレットという考えはせず、何ポジションという考えで理解することにより演奏が可能になります。
基礎編では第7ポジションまでの内容となっていますが、実際は12のポジションに分類されています。ポジションは7までなのに12個に分類?と混乱しますね。12ポジションそれぞれに名前が付いていますので練習を進めながら覚えてください。以下第7ポジションまでの指板表になります。
指板表はポジション全体を把握する上でとても役に立ちます。ポジションが混乱した場合はこの表を見て再確認してください。
まとめ
ジャズベース講座・基礎編・Part1ではチューニングとポジションについて解説しました。楽器の技術向上はもちろん重要ですが、こういった基本的な部分も押さえておくようにしてください。Part2では楽器の構え方と両手のフォームについて解説します。