ジャズベース講座・基礎編・Part13ではBetween Fifth and Sixth Position(5と6の中間ポジション)を学習します。
第5ポジションの講座を終えてない方はそちらから取り組みましょう。
こちらで取り扱った譜面はページの一番下からダウンロード可能となっています。
Between Fifth and Sixth Position
第5ポジションから半音高いポジションがBetween Fifth and Sixth Position(5と6の中間ポジション)です。
5と6の中間ポジションを正確に押さえるポイントは第4ポジションを正確に把握していることです。第4ポジションを基準としてそこから全音高く押さえましょう。この時親指も4本指と一緒に移動することを忘れないでください。
5と6の中間ポジションでは手の側面が楽器に触れないようにしましょう。(小指1本分の隙間があるようにします)
楽器の個体差にもよりますが、手の側面が触れてしまう場合はポジションがズレているか、指の押さえる角度が正確でない可能性があります。
Position Chart
5と6の中間ポジションの指板表です。音の確認をしましょう。
エクササイズ開始前の注意点
- 左手のフォームと動作の注意事項を守りましょう。
- 音は次の音までギリギリまで伸ばして切れないように注意してください。
- フィンガリングは必要最低限で記載してあります。
- 記載しているテンポは目安です。速く感じるのなら設定より遅くしてください。
- 必ずメトロノームを使用しましょう。
各弦での練習
5と6の中間ポジションからE弦でのエクササイズを省略しています。理由としては非常に押さえずらく実用性がないからです。
エレキベースとは異なりウッドベースのE弦を実際に使用するポジションはハーフポジションと第1ポジションが99%の割合を占めます。(親指を使用したハイポジションの場合はE弦も使用します)
3本弦での練習
スケール / エチュード練習
『Swing』と明記されている場合はEvenの8分音符ではなく、Swingの8分音符で弾くようにしてください。EvenとSwing8分音符についてはこちらのPart6をご覧ください。
Key=F♯ スケール / エチュード
まとめ
ジャズベース講座・基礎編・Part13はここまでになります。
こちらでは以下を解説しました。
- 5と6の中間ポジション指板表
- 各弦と全ての弦上での練習
- Key=F♯のスケールと練習曲
冒頭でも解説しましたが、第5ポジションは第4ポジションを基準に位置を把握しましょう。
このポジションは左手指の触れるポイントが少し変わり押さえにくさを感じると思います。今回ご紹介したエクササイズを繰り返し練習してマスターしてください。
次のPart14では第6ポジションについて解説します。