ジャズベース講座・基礎編・Part11ではFourth Position(第4ポジション)を学習します。
3と4の中間ポジションの講座を終えてない方はそちらから取り組みましょう。
こちらで取り扱った譜面はページの一番下からダウンロード可能となっています。
Fourth Position
3と4の中間ポジションから半音高いポジションがFourth Position(第4ポジション)です。
第4ポジションはハーフポジションから第7ポジションまでの中間に位置するポジションです。とても重要なポジションで使用頻度も高く、正確な音程を求められます。
エクササイズ開始前に第4ポジションを正確に取るポイントをお伝えします。
『左手親指をネックとボディーの境目に当てる』
これを行うだけで左手が自動的に第4ポジションに位置します。もちろんフォームを守っていることが前提ですので以下の写真で再度ご確認ください。
Position Chart
第4ポジションの指板表です。音の確認をしましょう。
エクササイズ開始前の注意点
- 左手のフォームと動作の注意事項を守りましょう。
- 音は次の音までギリギリまで伸ばして切れないように注意してください。
- フィンガリングは必要最低限で記載してあります。
- 記載しているテンポは目安です。速く感じるのなら設定より遅くしてください。
- 必ずメトロノームを使用しましょう。
各弦での練習
4本弦での練習
スケール / エチュード練習
『Swing』と明記されている場合はEvenの8分音符ではなく、Swingの8分音符で弾くようにしてください。EvenとSwing8分音符についてはこちらのPart6をご覧ください。
Key=E スケール / エチュード
Key=B スケール / エチュード
スタンダード曲練習 / Yardbird Suite
Charlie Parker作曲、Yardbird Suiteです。セッションでも度々取り上げられるジャズスタンダード曲です。メロディー、ベースソロ、ベースラインという構成になっていますので楽しんで取り組んでいただけたらと思います。
まとめ
ジャズベース講座・基礎編・Part11はここまでになります。
こちらでは以下を解説しました。
- 第4ポジションの指板表確認
- 各弦と全ての弦上での練習
- Key=Eのスケールと練習曲
- Key=Bのスケールと練習曲
- スタンダード曲練習 / Yardbird Suite
冒頭でも解説しましたが、第4ポジションは左手親指をネックとボディーの境目に当ててポジションを取ります。楽器の構造を利用して楽にポジション取りが可能となりますので是非実践してみてください。
より高いポジションを正確な音程で演奏するためには第4ポジションを基準としますので何度も練習して体で覚えましょう。
次のPart12では第5ポジションについて解説します。