ジャズベース講座・基礎編・Part2ではウッドベースの構え方とフォームを学習します。
Part1の講座を終えてない方はそちらから取り組みましょう。
楽器の構え方と両手のフォーム
ウッドベースは弦が太い上にポジション間隔が広く思うように弦を押さえられなかったり、指が動かないかもしれません。最初は楽器を弾く筋肉が付いていないのでどうしても力が入ってしまうと思いますが、なるべく体に負担をかけないで弾く事が重要なポイントです。
今回は楽器の構え方と両手のフォームについて解説します。リラックスして自然体で弾く為に正しいフォームを身につける努力をしましょう!それでは楽器の構え方から解説します。
楽器の構え方
楽器を構えてない状態で両足を肩幅まで開き、左足を10cm程前に出す。
写真のように腸骨とのおへその間に楽器横板の角を当て、左足を裏板に密着させる。
エンドピンの高さは左手がハーフポジションを構えた時に中指または小指が目の高さにくるように調整して楽器は少し体側に傾ける。
肘は肩の高さより僅かに下に位置する。
横から見た時の角度にも注意してください。写真のように人差し指側に重心を置きます。
以下のように小指側に倒れないようにしてください。指の上下運動に支障をきたします。
両手のフォーム
次に両手のフォームについて解説します。
左手のフォーム
今後フィンガリング(指使い)を記載する際に指に番号を付けて説明しますので覚えておきましょう。
人差し指=1 中指=2 薬指=3 小指=4
1〜4の指の関節は全て曲がっている状態をキープし指先の腹で弦を押さえる。
1〜2と2〜4の間隔が均等になるようにする。(厳密には2〜4の間隔は1〜2より狭い)
親指の位置は1と2の指の中間に、先端はネックの中心にくるように添えます。(親指のみ第一関節が伸びている状態)
右手のフォーム
親指の第一関節の内側を指板に添え、人差し指が指板の先端から約5cm程の場所に置く。
手首は曲げすぎたり、反らしたりしない。重力に逆らわず自然な状態にする。
薬指と小指は軽く握っている状態でも開いている状態でも良い。
人差し指は第2関節側面から弦に当てます。(手の甲は上を向いています)
指が当たる面積が多いほど大きく、太い音が出せます。
まとめ
フォームについて解説してみましたがいかがだったでしょうか?文章と写真では伝わりにくい部分もあると思いますが何度も読み返して体で理解するようにしてください。
鏡の前でフォームを確認する習慣をつけると上達のスピードが早いです。客観的に自身の状態を確認する事がとても大切です。
次回の基礎編Part3からいよいよ本格的なレッスンに突入です!