ウッドベース ピックアップお勧め6選

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ウッドベースは生音でもかなりの音量がありますが、ライブやセッションで音を出す場合はアンプと楽器を繋ぐピックアップ、またはマイクが必要です。近年はスペックの高いマイクも販売されていますが取り扱いが難しいので初心者の方にはお勧めできません。

ピックアップ選びはとても重要で、粗悪な物を使用していると高価な楽器を持っていても良い音は出せません。ウッドベースの生音をしっかりと拾ってくれる良質なピックアップが必須となります。

ウッドベース用ピックアップは沢山の種類が販売されていますが、この記事では定番のピックアップを6つに絞り厳選してご紹介します。各ピックアップの注意点もご紹介していますのでご自身の好みや状況によりご検討ください。

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David Gage Realist(コッパーヘッド)

超定番ピックアップ、ウッドベースのピックアップといえばDavid Gage Realistです!

ピックアップ選びに迷ったら今回紹介するDavid Gage Realistシリーズから選べば間違いありません。

David Gage社からは数種類のピックアップがラインアップされていますが、こちらはピックアップ本体の素材が銅箔のタイプで駒と表板の間に挟むタイプになります。
ピチカート、アルコ共に生音を自然に増幅した柔らかな量感あるサウンドが得られます。

注意点

  • 駒と表板の間に挟むので音量が僅かに下がり、音色も変化する。
  • 長期間使用していると設置部の表板ニスが剥げる可能性がある。

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David Gage The Realist (Wood)

同じくDavid GageからRealist Woodのご紹介になります。

こちらはピックアップ本体の素材が木材のタイプになり駒と表板の間に挟む仕様は変わりません。

銅箔のタイプと比べ音色が若干タイトになりますので、音の輪郭をよりクリアにさせたい方にピッタリです。ピチカートはもちろんアルコでも生音を自然に増幅した柔らかな量感あるサウンドが得られます。

出力が僅かですが銅箔のタイプの方が大きく、Woodの方が小さく感じます。

注意点

  • 駒と表板の間に挟むので音量が僅かに下がり、音色も変化する。
  • 長期間使用していると設置部の表板ニスが剥げる可能性がある。

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David Gage The Realist (Life Line)

同じくDavid GageからRealist Life Lineのご紹介になります。

上記2機種の後に販売されたピックアップで、David Gageのピックアップ製品の中で一番使用者が多く非常に人気があります。

駒のアジャスター部に装着して使用しますが、取り付けにはアジャスターが必須なりますのでご注意ください。アジャスターって何?という方はこちらをご覧ください。

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コッパーヘッドとWoodは楽器本体の音を拾っていたため中低音が強調されますが、Life Lineは楽器側からの振動が軽減され、駒からの振動をメインに拾うため音の輪郭がハッキリしています。音色はリアリストよりタイトにした感じでピチカートの音色も更にクリアになります。アルコの音色のタイトになりますがしっかりと生音を拾ってくれるので全く問題ありません。生音の影響もほぼ無いので音色や音量の変化を気にされる方にはお勧めのピックアップです。

注意点

  • 駒にアジャスターが付いている必要がある

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Under Wood

Realistが登場する以前はこちらのUnder woodがコントラバス用ピックアップの代表格でした。

硬めの音色(中高音域が強め)で抜けの良さがあり、アンサンブルでベース音が埋もれにくい。Under Wood単体でも音作りはできますがプリアンプがあると更に細かい音色作りが可能です。

残念ながらアルコ奏法には向かないピックアップです。

注意点

  • 駒のウィングスロットに仕込むタイプで取り付けは簡単ですが、ピックアップ本体の差し
    込む箇所と駒のスロット部のサイズが合わない場合がほとんどです。ピッタリ収まらないと
    本来の性能が発揮できませんので必ず専門店にて取り付けを行ってください。

Fishman FULL CIRCLE

Fishman FULL CIRCLEはアジャスターと一体となったピックアップです。素材はアルミ製なので音の伝導率は良く生音に影響が少ないです。アジャスターとピックアップが両方必要な方にはお勧めの機材です。

指弾き、弓弾き共にクリアで暖かい音色が得られます。個人的には今回ご紹介した中で一番バランスが取れているピックアップと思います。

注意点

  • こちらのピックアップは取り付け部分のサイズが3種類あるので購入される方は事前にご確認下さい。また取り付けは必ず専門店にて行ってください。DIYでは不可能です。

https://www.fishmanjp.com/products/pickup/full_circle.php

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Wilson Pickup System K1

WilsonはデンマークのピックアップでNiels-Henning Ørsted Pedersen(ニールス・ペデルセン)が使用していたことで有名です。

3種類のK6、K5、K4、K2、K1というピックアップがラインアップされていますが、一般的に使用されるのはK4、K2、K1です。Kの後の数字はピックアップの数を表しており、K4であれば4つのピックアップがあります。

Wilsonは値段が高めで手が出しにくいですが、K4の約9万円に対してK1だと約半額になります。私のメイン楽器はK1を使用しており、購入前にK4も試しましたが値段を考慮しなくてもK1の方が好みの音でした。K1は非常にクリアで明快なサウンドでピチカートのパワーとサスティーンは強力です。アルコも問題ありませんが、Wilson自体がhigh midが強めなので弓のコントールや音色作りに長けてないと扱いが難しいかもしれません。

今回紹介したピックアップの中でもダントツに生音への影響は少ないです。音色はもちろん重要ですが、生音にどれだけ影響なくピックアップを取り付けられるかが私が一番重要視するポイントです。

注意点

  • 取り付けは駒上部に穴を開けピックアップを差し込んで取り付けます。差し込み具合を調整して音色に変化をつけることも可能なので好みのサウンドを探れます。取り付け場所が決め手になってきますので必ず専門店にて取り付けてください。絃バス屋さんが正規販売代理店なので興味持たれた方はお店にご連絡ください。安心してお任せできる素晴らしいお店です。
Wilson Pickup System | genbassya

まとめ

ウッドベース用お勧めピックアップ6選いかがだったでしょうか。ご紹介した以外にもお勧めピックアップがありますが、この記事では定番で初心者の方でも扱いやすい物を選んでみました。

どのピックアップにも個性と特徴がありますので、機会を作り色んな種類のピックアップを弾いてみてください。きっとお気に入りが見つかるはずです。

当然ですがピックアップだけでは音は出ませんのでウッドベースと相性の良いベースアンプが必要になります。まだベースアンプをお持ちでない方は以下の記事で詳しく紹介しておりますので合わせてご一読ください。この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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