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ウッドベースの音作り・アンプ設定

ベース関連
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ベーシストにとって課題の一つであるアンプの音作り。個人練習では自身の音さえ聴こえていれば問題ありませんが、アンサンブル内で音を出す場合は音作りが極めて重要になります。

バンド練習やライブでベースの音が抜けずにメンバーからも『ベースが聴こえない!』と言われた経験があるのではないでしょうか?私も自身が欲しい音を出せるまでにかなりの時間を費やしました。特にウッドベースはエレキベースよりも環境の影響をダイレクトに受けるので音色作りが難しく感じます。

こちらの記事ではベース、特にウッドベースの音作りに悩まれているプレーヤーさんに対して参考になる解説になっておりますが、エレキベーシストにとっても役に立つ内容ですので是非最後までご一読ください。

ベースの音作りに関して必要な確認事項

音作りと一口に言っても様々な側面から考慮する必要があります。ここでは以下の項目に着目して解説していきます。

  1. 使用アンプ
  2. アンプの設定
  3. ピックアップ
  4. プリアンプ
  5. アンプヘッド
  6. 楽器調整
  7. ピッキング
  8. 置く場所

それでは使用アンプから解説します。

使用アンプ

ウッドベースに相性の良いアンプは限られています。以下の記事でお勧めを紹介していますので是非ご覧下さい。

ウッドベース ベースアンプ お勧め6選
ウッドベースアンプのチョイスにお悩みの方の為にお勧めのコンボアンプ6つを厳選して紹介しております。持ち運びにも便利なパワーアンプとプリアンプ一体型のコンボタイプに絞って個人練習用からライブで大活躍してくれるアンプまでご紹介します。

アンプの設定

イコライザー

ベースアンプの設定で重要になるのがイコライザーです。イコライザーとは楽器の低音域(Bass)・中音域(Middle)・高音域(Treble)を設定する機能です。イコライザーをどのように設定するかで大きく音色が変わります。

ベースアンプにはグラフィック・イコライザーパラメトリック・イコライザー2種類のが搭載されています。普通はどちらか1種類のイコライザーのみですが、高価なモデルになると両方搭載されているアンプもあります。

グラフィック・イコライザーは細かい音域が調整可能なのに対してパラメトリック・イコライザーはBass・ Middle・ Trebleの3つのツマミで調整します。(ハイエンドモデルになると中低音域や中高音域も設定できる機能も備えています)

細かい音域が調整可能なグラフィック・イコライザーよりはパラメトリック・イコライザーの方がツマミが少ない分設定はシンプルで初心者さんにはお勧めです。

肝心な設定ですがどちらもフラットの状態を基軸に調整するのがポイントです。

上記の写真の様にグラフィック・イコライザーは0dB、パラメトリック・イコライザーはツマミが12時の位置がフラットになります。ここから必要・不必要な音域をブースト・カットして音作りしていきます。

グラフィック・イコライザーの場合はつまみを上に持ち上げるとブースト、下に下げるとカットになります。

パラメトリック・イコライザーはツマミを右に回すとブースト、左に回すとカットになります。

変化を感じずらい場合は大きくツマミを操作してみると良いでしょう。

イコライザーの操作で重要なポイントはどの音域が必要、または不必要かを判断する耳を持っているかです。こればかりは経験が要りますが、お気に入りのプレーヤーの音色を参考に試行錯誤してみてください。自身で判断出来ない場合はフラットに設定しておけば大丈夫です。

GAIN・VOLUME

次にアンプ設定で難しいのがGAINとボリュームです。ボリュームは音量を調整する機能ですので分かりやすいですが、GAINを上げても音量は上がります。ではGAINとボリュームの違いは何でしょうか?

基本的にGAINは上記で解説したイコライザー(プリアンプ)の稼働させる量を設定する機能になります。

調整方法としてはGAINのランプがある場合は弾いた際にランプが点滅するくらいに設定します。ランプがない場合は音割れしない一歩手前まで上げると良いでしょう。ボリュームの設定とも関係してくるので先ずはGAINを12時にしてボリュームを調整してみてください。

GAINを上げる必要性として最も重要なことがノイズを少なくする為です。イコライザー(プリアンプ)に送られる信号が少ないとボリュームを上げる必要があり、その際にノイズも一緒に上がってしまいます。

ポイント

  • GAINはなるべく上げるが、やりすぎると音が割れてしまう。(割れない一歩手前で設定する)
  • GAINが小さいとノイズが出やすい。
  • GAIN設定後にボリュームで音量を調整する。

Compressor(コンプレッサー)

コンプレッサーとは音を圧縮して粒立ちを整える機能です。コンパクトエフェクターやマルチエフェクターにも搭載されていますがベースアンプに備わっている物もあります。

エレキベースの場合、特にスラップを多用するプレーヤーはコンプレッサーを効かせた方が無難ですが、ウッドベースの場合は必須ではありません。使用する場合は気持ち程度にしておくのが良いでしょう。

ピックアップ

アンプで音を出す場合はアンプの設定だけでなくピックアップ選びも重要になってきます。質の良くないピックアップではアンプの設定をいくら頑張っていても良質な音は出ません。

ピックアップ選びに関してはこちらの記事を参考になさってください。

ウッドベース ピックアップお勧め6選
ウッドベースピックアップのチョイスにお悩みの方の為にお勧めを6つ厳選してご紹介します。実際に使用した定番のピックアップばかりですので自信を持ってお勧めします。

プリアンプ

音色作りの定番機材としてプリアンプがあります。プリアンプを使用するとより直感的に理想の音作りが可能で、私も全ての現場とライブで使用しています。もう一歩踏み込んだより細かな音作りをされたい場合は是非一度プリアンプをお試しください。

プリアンプに関する詳しい記事はこちらになりますのでご一読ください。

ウッドベース プリアンプお勧め5選
ベーシストの必須機材の一つであるプリアンプはエレキベース向けの製品が多く、ウッドベースと相性の良いプリアンプは数少ないのが現状です。購入を検討されている方の参考になればと思いプロジャズベーシストとして活動中の私が実際に使用して良かったプリアンプを5機種紹介します。

アンプヘッド

上記のペダル型のプリアンプを使用するも手段の一つですが、パワーアンプ部はスタジオやライブハウスにあるアンプを使用することになり、そのアンプの特徴の影響を受けてしまいます。

対してアンプヘッドはプリアンプとパワーアンプ機能が備わった機材ですのでキャビネットのみを会場の物を使用することで限りなく自身の理想の音(普段の音)を出せることになります。

持ち運びの利便性はペダル型のプリアンプに劣りますがアンプヘッドはライブ、リハーサル、セッション等に大活躍してくれる音作りの核となる機材です。

ペダル型プリアンプとアンプヘッドのどちらが優れているという事ではなく、使用用途や好み、持ち運びの利便性などから考慮すると良いでしょう。

アンプヘッドについて詳しく解説した記事はこちらからご覧いただけます。

ウッドベース・アンプヘッド・おすすめ7選
音楽家にとって最も重要な要素である『音作り』ですが、これが非常に難しく奥深くて悩まれているベーシストも多いと思います。アンプ、エフェクター、シールド等が音色に大きく関係していますが、この記事ではその中でも大きなウェイト占めるアンプヘッドについて解説しております。

使用する弦に対しても音作りは大きく影響します。弦には大きく分けてジャズ(ピチカート)とクラシック(弓弾き)に適した弦があります。

こちらの記事を読んでくださる方の殆どがピチカート奏法でアンプ使用を想定されていると思いますので、クラシック(弓弾き)に適した弦の解説はしません。

ウッドベース弦に関する記事はこちらを参考になさってください。

ウッドベース弦の選び方
ウッドベース・コントラバス弦の種類を素材・奏法・ジャンル別に詳しく解説。ジャズウッドベーシストとクラシックコントラバス奏者に実際に使用されている弦をリストアップしております。弦の購入ガイドとしてご参考になさってください。

ピチカートに特化した弦はこちらになります。(一部弓弾きにも対応しています)

Thomastik / Spirocore(スチール弦)

ジャズの定番弦で価格も安く、耐久性もあるのでコスパ最強です。音の立ち上がりの速さ、明るさは唯一無二。  ピチカートに特化した弦ですが、弓弾きも慣れれば問題ありません。MediumとLightテンションが定番で代表的なプレーヤーはRay Brown, Avishai Cohen, Carlitos del Puertoです。

 

D`Addario / Helicore Hybrid(スチール弦)

こちらもジャズの定番弦です。安く購入可能ですが寿命が短いのがデメリット。ピチカートの伸びはSpirocoreに匹敵しますがアルコも問題なく使用可能です。Christian Mcbrideが代表的なプレーヤーです。

D`Addario / Helicore Orchestra(スチール弦)

アルコ奏法に特化した弦ですがピチカートにも対応した弦です。やはり寿命が短いですが、ハイブリッド弦としては最もバランスが取れた弦ですね。ジャズとクラシックを両方演奏するプレーヤーにお勧めです。

Pirastro / Evah Pirazzi(ナイロン弦)

ジャズとクラシック(オーケストラでも使用可能)、どちらのスタイルも問題なく使用可能な優秀な弦です。クラシックしか演奏しない場合はあえてこの弦を選ぶ必要は無いと感じますが、ジャズプレーヤーで本格的にクラシック音楽を演奏する方にとっては最強の弦と思います。MediumとLightテンションがあり、ジャズにはLightテンションが向いています。

楽器調整

良い機材を揃えたとしても肝心な楽器の調整が出来ていなければ良い音は出ません。

ウッドベースはデリケートな楽器ですので少しの調整で劇的に良くなります。信頼できる専門店に持って行き1年に一度は楽器の状態をチェックしてもらいましょう。

以下の記事ではセルフメンテナンスについて解説していますので参考になさってください。特に弦高はサウンドと弾き心地に大きな影響を及ぼすので一度ご自身の楽器の状態を確認されることをお勧めします。

プレーヤー自身で行う ウッドベース調整・メンテナンス・管理
プレーヤー自身で行う ウッドベース調整・メンテナンス・管理方法を写真つきで解説しております。

ピッキング

ピッキングも音作りに大きな影響を与えます。ここまで解説した5項目よりも個性がハッキリ出る部分ではないでしょうか。詳しくは以下の記事で解説していますが腕の重さを使う度合い、弾く場所、指が弦に触れる面積によって音色が決まります。

ジャズベース講座・基礎編・Part2
楽器の構え方と両手のフォームについて解説します。リラックスして自然体で弾く為には正しいフォームを身につける必要があります。正しい練習方法と知識を用いて練習を重ねていけば少しずつマスターできるはずです。なるべく体に負担をかけないで弾く事が重要なポイントをお伝えします。

エレキベースもピッキングをフロントピックアップ寄りとリアピックアップ寄りで行うのでは音色がかなり違いますね。

アンプを置く場所

アンプを置く場所についても注意する必要があります。結論から言うとアンプをそのまま床にダイレクトに置くことはお勧めしません。低音が強調され音がぼやけて抜けが悪くなる場合が殆どです。

EQを設定しても低音がもう少し必要だと感じる場合は床に直置きして試してみる価値はありますがあまり良い結果が得られない場合が多いですね。

アンプを置くベストの場所は椅子の上です。椅子の上にアンプを置くことによって上記のような問題は解決されます。高さに決まりはありませんが通常のテーブル椅子程度の高さがベストです。

椅子以外にアンプを高く設置するためのスタンドもあります。興味ある方は一度チェックしてみてくださいね。

サウンドハウスで見る

まとめ

この記事ではベースの音作りに関して以下の9項目に分けて解説しました。

  1. 使用アンプ
  2. アンプの設定
  3. ピックアップ
  4. プリアンプ
  5. アンプヘッド
  6. 楽器調整
  7. ピッキング
  8. 置く場所

ウッドベースの音作りについての内容が中心でしたが特にアンプ、プリアンプ、楽器調整、ピッキングについてはエレキベースも全く同じ考えですので参考になさってください。(ピックアップと弦も音作りに影響します)

アンサンブル内での音作りとなるとアンプの設定だけに意識が行きがちですが、今回解説した内容をもう一度確認してみてください。きっと新しい発見があるはずです。

最後になりますが、音作りに一番重要な事は理想の音がイメージ出来ていることです。これが最も重要です!手段いくらを理解していたとしてもプレーヤー自身が出したい音のイメージを持っていなければ理想の音作りは出来ません。

理想の音を模索している状態であれば音源を沢山聴いて好きな音色のベーシストを見つけましょう。そしてそのベーシストがどのような調整や設定で演奏しているか研究してみてください。弦、ピックアップ、アンプ、奏法などはYouTube等で確認できるはずです。

この記事が皆さんの理想の音に近づける手助けになれば幸いです。

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