これからジャズベースを勉強しようと思っているけど何から聴けばいいの?というプレーヤーのためにジャズ史に名を残すベーシストと代表作をリストアップしてみました。
個性溢れる素晴らしいプレーヤーの音楽を聴いてみてください。
- Jimmy Blanton (1918~1942)
- Oscar Pettiford (1922~ 1960)
- Charles Mingus (1922~ 1979)
- Sam Jones (1924~1981)
- Ray Brown (1926~ 2002)
- Paul Chambers (1935~ 1969)
- Gary Peacock (1935~2020)
- Scott LaFaro (1936~ 1961)
- Niels-Henning Ørsted Pedersen (1935~2005)
- Ron Carter (1937~)
- Charlie Haden (1937~2014)
- Eddie Gomez (1944~ )
- Dave Holland (1946~)
- Miroslav Vitous (1947~)
- Jaco Pastorius (1951~ 1987)
- Stanley Clark (1951)
- John Patitucci (1959~)
- Avishai Cohen (1970~ )
- Christian McBride (1972~ )
- Derrick Hodge(1979~)
- Ben Williams(1984~)
- まとめ
Jimmy Blanton (1918~1942)
モダン・ジャズ・ベースの開拓者ジミー・ブラントンはデューク・エリントン楽団に在籍していました。ウッドベースを伴奏楽器からソロ楽器の立場としても演奏した最初のベーシストで、力強いピチカートとアルコ奏法テクニックの両方を持ち合わせたレジェンドです。
Solos, Duets and Trios / Duke Ellington (1940録音)
Oscar Pettiford (1922~ 1960)
ビバップ初期のベーシストで現在のジャズベースのスタイルを確立させました。ベーシストでありながらチェロも演奏するマルチプレイヤーです。
Another One / Oscar Pettiford (1955)
Charles Mingus (1922~ 1979)
ベーシスト・作曲家・バンドリーダーとして活躍。力強いプレイスタイルが特徴的で、ブルースとゴスペルの要素が取り入れられた楽曲は聴く者の心を打ちます。
Mony Jungle / Duke Ellington (1963)
Pithecanthropus Erectus(直立猿人) / Charles Mingus (1956)
Sam Jones (1924~1981)
キャノンボール・アダレイのバンドで頭角を表したベーシスト。強烈なスウィングフィールの持ち主でありながらチェロをピチカートで演奏するソリスト的な側面も持つプレーヤーです。
The Soul Society / Sam Jones (1960)
Ray Brown (1926~ 2002)
後世のベーシストに多大なる影響を与えたマスター・オブ・ジャズベース。音色、音圧、グルーヴの全てが超一級品です。
This One’s for Blanton(1973)
The Trio Live From Chicago / Oscar Peterson (1961)
Paul Chambers (1935~ 1969)
後世のベーシストに多大なる影響を与えたマスター・オブ・ジャズベース。堅実なピチカートとハイレベルなアルコ奏法が最大の特徴です。
Bass On Top / Paul Chambers (1957)
Gary Peacock (1935~2020)
Keith Jarrett Trioで活躍したベーシストで独特のリズミックフィールが持ち味です。
Standards Vol 1&2 / Keith Jarrett (1983)
Scott LaFaro (1936~ 1961)
Bill Evans Trioで従来のシンプルなベースラインからソロの要素を取り入れました。ジャズベースの歴史を変えたベーシストです。
The Legendary Scott LaFaro (1957)
Portrait in Jazz(1959)
Niels-Henning Ørsted Pedersen (1935~2005)
3フィンガーを駆使した超絶テクニックベーシストです。
Jaywalkin’ / Niels-Henning Ørsted Pedersen (1975)
Ron Carter (1937~)
後世のベーシストに多大なる影響を与えたマスター・オブ・ジャズベース。Miles DavisバンドでのTony Williamsとのコンビネーションは世界一です。
Alone Together / Jim Hall-Ron Carter Duo (1972)
Charlie Haden (1937~2014)
懐が深い堅実なプレイが特徴的なベーシストです。
Beyond The Missouri Sky / Charlie Haden & Pat Metheny (1996)
Eddie Gomez (1944~ )
Bill Evans Trioでの演奏が有名でScott LaFaro を更に前衛的にしたプレイスタイルが特徴です。
At The Montreux / Bill Evans (1968)
Dave Holland (1946~)
高度のテクニックと作曲のセンスを持ち合わせたベーシスト。ソロベースのアルバムはアイデアの宝庫でとても勉強になります。
Ones All / Dave Holland (1993)
Miroslav Vitous (1947~)
チック・コリアのトリオで世界的有名なベーシスト。高度なテクニックと前衛的なプレイが特徴です。
Now He Sings, Now He Sobs / Chick Corea (1968)
Jaco Pastorius (1951~ 1987)
ベースという楽器の存在を極限まで高めたスーパーベーシスト。
ジャコパストリアスの肖像 / Jaco Pastorius (1976)
Stanley Clark (1951)
ウッド、エレキの二刀流ベーシスト。ウッドベースでのスラップ奏法やギターのフラメンコ奏法を取り入れたソロパフォーマンスは必聴です。
Return To Forever / Chick Corea (1972)
John Patitucci (1959~)
ウッド、エレキの二刀流ベーシストでありならが非常にハイレベルなボウイングテクニックを持ち合わせる最強ベーシスト。
Chick Corea Akoustic Band / Chick Corea (1989)
Avishai Cohen (1970~ )
出身のイスラエルの音楽とジャズを融合させてジャズいうジャンルの可能性を広げました。独特の音色とリズム感は唯一無二のベーシスト。
Adama / Avishai Cohen (1998)
Christian McBride (1972~ )
ウッド、エレキの二刀流ベーシストでありならが非常にハイレベルなボウイングテクニックを持ち合わせる。全てのベーシストのお手本となる神ベーシスト。
Gettin` To It / Christian McBride (1995 )
Derrick Hodge(1979~)
ピアニストのロバート・グラスパーを支える敏腕ベーシスト。ウッドもエレキも超一流のテクニックの持ち主。グルーヴがとにかく凄い!!
Ben Williams(1984~)
パット・メセニーバンドで頭角を表したベーシストでウッド、エレキ、ボウイングテクニックの全てが超一流です。作曲のセンスも素晴らしいですね。
Coming Of Age / Ben Williams (2015)
まとめ
個性あふれるスーパーベーシストの音源をリストアップしてみました。
楽器上達の近道として音楽を深く聴き込んでいく事が重要です。耳コピに通じることでもありますが、グルーヴ、音色、タッチなども研究してみてください。