ジャズベース講座・基礎編・Part3・ハーフポジション

ジャズベース講座基礎編
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Half Position

ジャズベース講座・基礎編・Part3から本格的なエクササイズに突入します。

ウッドベースの基本となり、最も演奏頻度の高いポジションHalf Positionからスタートです。Half Positionはエレキベースでいう1〜3フレットの位置になります。指の間隔が一番広くて最初は押さえることも難しいとは思いますが少しずつトライしてみてください。

Part3では各エクササイズが正しいフォームで弾けているか確認しながら取り組みましょう。Part2で詳しくフォームについて解説していますのでそちらを参考にしながらエクササイズに取り組んでください。

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こちらで取り扱った譜面はページの一番下からダウンロード可能となっています。

正しい練習方法と知識を用いて練習を重ねていけば少しずつマスターできるはずです。根気よく頑張りましょう!

指の基本動作

エクササイズ開始の前に基本となる指の動きについて解説します。とても重要な事ですので必ず実践してください。

左指動作確認

2と4の指で弦を押さえる場合は必ず1の指を押さえている状態にする。(開放弦以外は常に人差し指は押さえている状態を保つ)

具体例

  • 2→1、4→1、4→2、4→2→1の順番で弾く場合、低い音の指は押さえたままで離さない。
  • 1→2、1→4、2→4、1→2→4の順番で弾く場合、低い音の指は押さえてままで離さない。

右指動作確認

ウッドベースはワンフィンガーとツーフィンガー奏法を使用しますが、Part3は基本となるワンフィンガー奏法で練習してください。ツーフィンガーは後のPartで解説します。

ワンフィンガーの場合は基本的に人差し指を使用し、ツーフィンガーの場合は人差し指と中指を使います。ピッキング後は弾いた弦の隣の弦に当てて止めます。E弦は隣に弦が無いので止める事は出来ませんが、G、D、A弦と同じ感覚でピッキングをします。E弦は特に難しく感じると思います。

エレキベースのミュートは必須で大きな課題の一つですが、ウッドベースでジャズを演奏する場合は基本的にミュートはしません。ジャズベース講座・基礎編のエクササイズも同様に休符以外は基本的に右手・左手でミュートはしないでください。むしろ音をギリギリまで伸ばして弾くことに重点を置いて取り組みます。

Position Chart

Position Chart(指板表)から確認していきましょう。指板表というのはそのポジションにどのような音が配置されているかを表したものです。

フィンガリング

譜面に記載されている番号は左手の指を以下のように指定したものになります。今後も使用しますので覚えておいてください。

1 = 人差し指
2 = 中指
4 = 小指

視覚的感覚

Half Positionの位置を視覚的に覚えましょう。具体的にはナットから人差し指の間隔と各指同士の間隔を意識します。以下の写真でご確認ください。

練習中のチューナーを使用はお勧めしませんが、最初だけ正確な位置を把握するためにチューナーを使うことは効果的でしょう。

エクササイズ開始前の注意点

  1. 左手のフォームと動作の注意事項を守りましょう。
  2. 音は次の音までギリギリまで伸ばして切れないように注意してください。
  3. 全てのエクササイズはハーフポジションだけで弾いてください。
  4. フィンガリングは必要最低限で記載してあります。上記3番を忘れずに実践しましょう。
  5. 記載しているテンポは目安です。速いと感じるのなら設定より遅くしてください。
  6. 必ずメトロノームを使用しましょう。

各弦での練習

全ての弦を使用しての練習

Key=F スケール / エチュード

スケール練習

練習曲

Key=Bb スケール/ エチュード

スケール練習

練習曲

Blues

Bluesについて

12小節の定型コード進行から構成されている曲がBluesです。

Bluesコード進行を使用したスタンダード曲は数多くあります。Now’s The Time、Billie’s Bounce、Tenor Madness、C Jam Bluesが代表的なブルースナンバーです。

ブルースはジャズの基本であり、セッションでも必ずと言っていいほど演奏しますのでしっかりと学習していきましょう。将来的には自由にベースラインを組み立てられるようになるのが目標です。

ここでは最も頻繁に演奏されるKey=FとBbのWalking Bass Lineを練習します。

Bluesコード進行

以下はジャズブルース定型コード進行の一例を数字(度数)で表記したものです。今は内容を理解できなくても問題ありませんが、ブルースはこのようなコードパターンで構成されているとだけ覚えておいてください。

実際は幾つかコード進行のパターンがあり上級者はその都度コードを変えて演奏します。これについては実践編で詳しく解説していきますが、Part3では定型ブルースコード進行を基本とした最も頻繁に演奏されるKey=FとBbのWalking Bass Lineを練習します。

Blues Key=F  Walking Bass Line

Blues Key=Bb  Walking Bass Line

まとめ

ジャズベース講座・基礎編・Part3はここまでになります。今回は以下を解説しました。

  • 指の基本動作
  • ハーフポジションの指板表
  • 各弦と全ての弦上での練習
  • Key=FとBbのスケールと練習曲
  • Key=FとBbのBlues Walking Bass Line

何事も一番最初は大変ですが頑張って練習に励んでください!

Part4では第1ポジションについて解説していきます。

ジャズベース講座・基礎編・Part4・第1ポジション
ジャズベース講座・基礎編・Part4ではファーストポジションの指板表、各弦と全ての弦上での練習、Key=Gのスケールと練習曲、ポジション移動・シフティング、Key=GBluesWalkingBassLineについて取り上げました。体に負担をかけずに弾くためのシフティングをしっかり学んでいきましょう。

譜面ダウンロード

Half Position指板表

Half Position各弦ごとの練習

Half Position Fスケール・練習曲

Half Position Bbスケール・練習曲

Bluesコード進行

F Blues Half Position

Bb Blues Half Position

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