Part9ではThird Position(第3ポジション)を学習します。
2と3の中間ポジションまでの講座を終えてない方はそちらから取り組みましょう。
こちらで取り扱った譜面はページの一番下からダウンロード可能となっています。
Third Position
Second Positionから全音高く、2nd&3rd中間Positionから半音高いポジションがThird Position(第3ポジション)です。最初はSecond Positionの小指の位置に人指し指を置くと取りやすいです。
第3ポジションの音程を正確に取る練習
2と3の中間ポジションまではHalf、First、Secondポジションからの距離で視覚的に取ることが容易ですが、Thirdポジションになると少し困難になります。そこでダイレクトに第3ポジションを取る訓練をしましょう。
やり方は簡単です。左手を下げた状態から直感的にD弦の第3ポジションを押さえてください。人指し指のG音がG弦開放弦と、小指のA音がA弦開放弦と音程が合えば正しい位置で押さえられています。耳で音程の確認が困難な場合はチューナー使用してもOKですが、なるべく耳で判断できるようにしましょう。第3ポジションがダイレクトに取れると、このポジションを基準として他のポジション取りが楽になります。
Position Chart
第3ポジションの指板表です。音の確認をしましょう。
エクササイズ開始前の注意点
- 左手のフォームと動作の注意事項を守りましょう。
- 音は次の音までギリギリまで伸ばして切れないように注意してください。
- フィンガリングは必要最低限で記載してあります。
- 記載しているテンポは目安です。速く感じるのなら設定より遅くしてください。
- 必ずメトロノームを使用しましょう。
各弦での練習
4本弦での練習
スケール / エチュード練習
『Swing』と明記されている場合はEvenの8分音符ではなく、Swingの8分音符で弾くようにしてください。EvenとSwing8分音符についてはこちらのPart6をご覧ください。
Key=D スケール / エチュード
Key=A スケール / エチュード
Blues Key=C walking Bass Line
Blues Key=G walking Bass Line
まとめ
ジャズベース講座・基礎編・Part9はここまでになります。
こちらでは以下を解説しました。
- 第3のポジションの指板表
- 各弦と全ての弦上での練習
- Key=Dのスケールと練習曲
- Key=Aのスケールと練習曲
- Key= C Blues Walking Bass Line
- Key= G Blues Walking Bass Line
第3ポジションに入りこれまでのポジションより更に指板の位置関係がイメージしずらくなったと思います。ポイントは各ポジションが(エレキベースで例えるならフレット)見えているかが重要です。ポジションの位置関係を常に意識しながら練習に取り組んでください。
加えて冒頭で解説した感覚的に第3ポジションを取って音程を合わす訓練もしましょう。
次のPart10では3と4の中間ポジションについて解説します。